お電話でのご相談・お問合せは
代表:司法書士かわまた法務事務所(担当かわまた)

TEL.028-306-1605

ブログ

blog

不動産の相続対策として特に重要な3つのポイント

不動産の相続は、現金や株式と異なり分割が難しく、相続人間のトラブルに発展しやすい資産の一つです。
今回は、不動産の相続対策として特に重要な3つのポイントを解説します。
《3つのポイント》
不動産の相続対策には、事前の準備が不可欠です。
☑1. 遺産分割の方針を明確にする
☑2. 不動産の取り扱い説明書を作成する
☑3. 相続税対策を行う

1. 遺産分割の方針を明確にする
不動産は「誰が相続するか」で 揉めやすい資産です。相続人全員が納得できる形で分割できるよう、あらかじめ方針を決めておくことが重要です。

【主な対策方法】
①遺言書の作成
遺言書があれば、法定相続とは異なる柔軟な分割が可能になります。
特に、公正証書遺言を作成しておくと無効になるリスクを減らせます。
②家族会議を開く
相続発生前に、家族間で不動産の扱いについて話し合っておくことが重要です。
相続人全員の意見を共有し、争いを未然に防ぎましょう。
③代償分割/換価分割を検討する
相続人のうち一人が不動産を相続する場合、他の相続人に代償金を支払う「代償分割」、
不動産を売却し現金で分ける「換価分割」も選択肢になります。
事前にどの方法を取るか検討しておきましょう。

2. 不動産の取り扱い説明書を作成する
相続人が不動産を引き継いだ後、適切に管理・活用できるように、「不動産の取り扱い説明書」を作成しておくと役立ちます。

【記載すべき情報】
・登記情報(地番、地目、所有者名義)
・物件概要(築年数、構造、間取り、設備)
・権利関係(共有者の有無、担保の有無、賃貸借契約の有無)
・管理※修繕履歴(過去の修繕内容、今後の予定)
・固定資産税情報(評価額、納税額)
・収益性や市場価値(賃貸収入、売却時の相場価格)
この説明書を作成することで、相続人が不動産の状況を正確に把握し、管理・売却の判断をしやすくなります。

3. 相続税対策を行う
不動産は相続税評価額が高くなることがあり、税負担が重くなる可能性があります。
適切な対策を講じることで、相続税の負担を軽減できます。

【主な対策方法】
①小規模宅地等の特例を活用
一定の条件を満たせば、不動産の評価額を最大80%減額でき、相続税の負担を大幅に軽減できます。
②生前贈与を活用する
「暦年贈与」(年間110万円まで非課税)や「相続時精算課税制度」(2500万円まで非課税)を活用し、計画的に資産を移転することで相続税を抑えられます。
不動産の贈与は、
免許税などの流通税に留意しながら進める必要があります。
③不動産の組み換え
相続税評価額が高い不動産を、評価額の低い不動産に買い換えることで、相続税の負担を軽減できます。
・法人化の検討
不動産を個人ではなく法人名義にすることで、相続税の影響を受けにくくする方法もあります。
ただし、法人化には税務や運営上のメリット・デメリットがあるため、専門家と相談しながら進めることが重要です。

《まとめ》
不動産の相続対策には、事前の準備が不可欠です。
1. 遺産分割の方針を明確にする
2. 不動産の取り扱い説明書を作成する
3. 相続税対策を行う

相続対策は、お客様の意思判断能力がある元気なうちに早めに進めることが重要です。
準備の大切さを伝えながら円滑な相続のサポートをしましょう。

各分野の専門家が対応いたします

代表:司法書士かわまた法務事務所(担当:かわまた)

※当チームは、他仕業と連携するに当たり、弁護士法を遵守し、収入共同も収入分配もしておりません。